2012年1月14日土曜日

◆自由奔放の地獄

【内容】
第三者視点。テレビを見ている感じ。
アウトドアがものすごく好きなガタイの良い親父がいて、
息子(10歳くらいの子と6歳くらいの子)は学校には行かせず
色んな所を旅して自由奔放に逞しく成長して欲しいらしい。
子供の見た目はちょうど子供芸人「まえだまえだ」みたいな感じ

親父は「こういう時には唄うもんだ!」と
自由を満喫する方法を教えるのだが、
兄は自分が音痴なのがものすごくコンプレックスらしく
唄う事を強要されるこの生活がまるで楽しくない。

弟と母親はそんな兄の様子をすぐに察するが
一度決めた意志は曲げられない親父は全く察せず
「なんだ、暗い気分じゃ自然で育つ意味がないぞ
ほら、唄え!心の底から唄うと気持ちいいぞ!」と言う。
今まで自分がストレス社会にいた発散方法を
生まれてからそれしか体験してない息子が分かるはずもない。

何かをしながら消え入りそうな声で唄う兄。
親父以外の周囲はお葬式みたいな空気になっており、
なんでこんな状況になってもこのクソ親父は気付かないんだと
第三者視点で見ながら心底呆れてしまった。

途中、現代には似つかわしくない侍のような格好で
何かの目的を携えて度をする男性二人組に話が変わる。
「あんな美しい人、今までもこれからも出会わないだろうな」と
そういう旨の話をしていた。

また話は戻ってアウトドア親子。
自由奔放どころが囚人の様な生活の兄を見た母は
息子二人を連れてどこかへ旅立ってしまった。
雰囲気は明るくハッピーエンドのような感じだった。
ここで目が覚めた。


【観想】
学校に行かせずこういう形で子供を育てる親ってのは
確か日本にも実在したという話をテレビかなんかで昔聞いて
それがふと夢として出てきたのかもしれません。

「人は自由を知る為に、たまに牢に入る必要がある」ってのは
本当の事だってのがよく分かった夢だった。
そりゃ親父からすれば今の生活は毎日が楽しすぎても
子供の頃からそんな生活が日常化していたら
「解放感」なんか味わえないでしょうね。

余談ですが恐らくこのまま夢を見続けていたら
あの母親と侍が出合いそうな気がします。

0 件のコメント:

コメントを投稿